「未解決の女 警察庁文書捜査官」※ちょこっとネタバレあり

小さな頃から2時間サスペンスを見て育ち、人生で必要なことは2時間サスペンスが教えてくれたといっても過言ではない。と自負している崖出自白子です。

 

 

「未解決の女 警察庁文書捜査官 緋色のシグナル」テレビ朝日で2020年8月10日に再放送された。
木曜9時のドラマ枠で2018年4月から放送された「未解決の女 警察庁文書捜査官」スペシャル版。

主演・波留演じる熱血刑事・矢代は、大きな目を瞬かせながら柔道で培った体力と技で犯人を投げ飛ばしたり肉体派。対称的に鈴木京香演じる変わり者の刑事・鳴海理沙警察庁の地下の文書倉庫の更に奥に引きこもりがちだったけど、文書からあらゆることを紐解く頭脳派。これまでの事件で矢代と鳴海の信頼関係はかなり築かれてきた。

最初は魅惑のショートカットコンビはどうなるのかと思っていたけど、鈴木京香の強めのキャラにはやっぱり熱血系の相棒がマッチする。「キラキラヒカル」での深津絵里しかり、「行列の女神」での黒島結菜しかり。

本作でも高田純次沢村一樹遠藤憲一工藤阿須加といったおなじみメンバーが出演。

 

第6係(文書解読係)は文書捜査官というくらいだから、事件現場に残された文書があると呼び出されるみたい。で過去の未解決の事件を次々に解決していくっていうのが、超簡単な説明。今回は京都を舞台。京都府警の協力で谷原章介演じる頭はキレるけど癖が強めの刑事・国木田哲夫が登場する。国木田は2020年8月からの連ドラでは高田純次に代わって警察庁の特命捜査対策室の第6係の係長となるから、前振りっぽいw

 

キーとなるのが、品字様(ひんじよう)。同じ漢字を3つ組み合わせてできる漢字のことで例えば品は口が三つだし、森は木が三つって感じでのこと。その品字様が未解決の2つの事件で緋色の塗料で犯行現場に残されていたけど、新たに起こった京都での事件現場でも緋色の塗料で塗られた品字様が見つかったことで、矢代と鳴海、何かと付き合わされる遠藤憲一演じる良い声の刑事・草加慎司の三人で京都に向かう。沢村一樹演じるパワハラ気味の特命捜査室室長・古賀清に「早く帰ってこい」とかどやされながら、国木田に協力してもらいつつ事件を追っていく。

 

被害者全員がインターネットに強いことに鳴海が気付いたことで事件は一気に確信に近づいていく。果たして犯人とその動機って。これまた切ないんだわ。

 

犯人が捕まった後に第6係の係長の高田純次がカッコいいこと言うんだわ。上司のあるべき姿を示す言葉に渋れるわー。普段の頼りない感じの雰囲気があるからギャップあっていいのよね。


ということで、犯人は機会があったら見て確認してほしい。

 

 

キャスト
矢代 朋…波留

鳴海理沙…鈴木京香

古賀清成…沢村一樹

国木田哲夫…谷原章介

草加慎司…遠藤憲一

岡部 守…工藤阿須加

財津喜延…高田純次

米須雅人…武田真治

涌井 徹…中村俊介 など

 

 

★こぼれ話

今回も捜査一課長とのコラボが楽しい。捜査会議に乱入してみたり、なかなか入れ方が面白い。

捜査一課長の刑事の『勘』を信じ過ぎ感は否めないw

 

武田真治の姿勢がすごく綺麗。さすが体幹がしっかりしているんだな。崖子も鍛えようかなw